|
うみかぜ 正当派をささやかに。リズムと変化で演出。
シンプルかつ事細かにデザインされた店内は、
一味違った沖縄の心象を思い起こさせる。ここは東京か、それとも沖縄か。
答えはそのどちらも正しい。和食に琉球王朝の宮廷料理のエッセンスを加え、
素材と表現のRemixを徹底し、それを本流として貫く哲学。
壁面に沿い並べられた泡盛の酒瓶は、店内にリズムや活気を与え、
壁に描かれる流動的な絵がそこに変化をもたらす。
ここには、沖縄の波や風の音がある。そこに確かな味も脈々と流れ続けている。
さらに最高級の調度品が顔を見せるが、それはどこまでもさりげなく、ささやかだ。
東京にある沖縄。この言葉で海風は語り尽くせない。
|