taachi Taachi アクセントとしての土着アイテム。更にモダンでバランスを。

Taachiで提供される料理は沖縄薬膳料理。
健康や滋養をキーワードにしているためか、
その空間の色使いもどこか落ち着きを感じさせる。
琉球ブロックのオフホワイトを基調に朱色のアイテムで琉球を
さりげなくアピール。本来華やかな色使いの琉球グラスも
このお店ではあえて透明なものを使用。加えてモダンなアート絵画。
主張が強い文化アイテムもツボを押さえて取り入れ、モダンなアイテムで
バランスを取ることで洗練されたイメージを作り出している。
器に琉球焼物の名匠金城二郎氏一族のものをMixしているのもPoint。


ryutan 龍潭 鮮やかすぎるアイテムも使い方次第。四季の演出も都会らしさ。

龍潭は沖縄にも姉妹店を構える“土着派”の店舗。
東京店では、東京駅構内という立地、かつ人種のるつぼという状況に
相応しいよう、随所にこだわりが見られる。
琉球石灰岩の大人シックな壁面や琉球ガラスを用いた照明、
キャンドルがその代表例で、アイテムそのものに都会的要素を加えた上で、
琉球ならではの空間演出をムードたっぷりに実現している。
本来季節感の少ない沖縄料理だが、あえて旬の食材を加えて東京向けに
季節感を出しているのも見逃せないREMIX Pointsだ。


umikaze うみかぜ 正当派をささやかに。リズムと変化で演出。

シンプルかつ事細かにデザインされた店内は、
一味違った沖縄の心象を思い起こさせる。ここは東京か、それとも沖縄か。
答えはそのどちらも正しい。和食に琉球王朝の宮廷料理のエッセンスを加え、
素材と表現のRemixを徹底し、それを本流として貫く哲学。
壁面に沿い並べられた泡盛の酒瓶は、店内にリズムや活気を与え、
壁に描かれる流動的な絵がそこに変化をもたらす。
ここには、沖縄の波や風の音がある。そこに確かな味も脈々と流れ続けている。
さらに最高級の調度品が顔を見せるが、それはどこまでもさりげなく、ささやかだ。
東京にある沖縄。この言葉で海風は語り尽くせない。